INFの民がどうして働きたくないのか

前の記事では性格面の掘り下げ行って、日本社会とソリが合わないという話をさせていただきました。

ここではもう少し深堀りして、社会の会社というシステムの中で働きたくない理由を挙げ連ねようと思います。

と、ちょっと前記事も含めて堅苦しさを打破しようと思っています。ちょっとずつ崩そうと思っているので、バラバラの文体になっても驚かないでくださいね。楽しいことが好きなんです。

まずINFの民は理想主義者であります。前の記事では紹介しなかったのですが、INFの民の更なる内側にはP型とJ型があります。

INFPは自己探求が好きで、最も性格診断などの回数が多い性格タイプです。

INFJはINFPよりも主張が強く、優しくも目的意識を持った強い性格になります。

だからそのどちらにも共通する=INFの民という括りで言えるのは、どちらも理想主義者であるということで、またどちらも型に囚われない斬新な発想力があります。

その理想は往々にして良いものであるはずです。でもそれを叶えるためのハードルをその発想力から高く設定してしまい、逆に自分を縛ってしまうというパターンも多いのです。

我々INFの民の理想主義は、とても高いところにある大きなモノという事が多いのです。

例えば普通の人だったら「仕事をして、家庭を持って、子供が生まれたら楽しく暮らして」という所を、INFの民は「もっと社会が過ごしやすくなって、労働環境が良くなって、みんなが楽しく暮らして」という方向性で考えています。

さて、なぜ働きたくないのかという話を始めるとしましょう。

INFの民の思考は自分ひとりの中にはありません。何かを、誰かを良くしようという方向性で考えています。

そんな中で日本の企業の労働環境を見てみてください。

週に5日、通勤時間を合わせれば毎日12時間拘束は当たり前のようにありますよね。

そんな中で何かが達成出来るのでしょうか。自分のことだけで精一杯になりませんか?

INFPの好きな自己探求が出来るでしょうか。INFJのような信念は活かせるでしょうか。

それに前の記事でも書きましたが、まだまだ社会には武士様がいらっしゃいます。感受性が強く、繊細なINFの民にはその方たちとMP20を消費するメラで戦わなければなりません。メラ理論については前記事参照のこと(笑)

その全体を俯瞰出来る洞察力を持ってすれば、そんな社会が自分の身にまるでならないことがわかるはずです。そもそもNFという性格質が常に何かを受け取り、気持ちを考えることが出来る「かしこさ」の現れでもあり、しかしそれをわかってくれない大多数の人と接するのも疲れてしまうでしょう。

「こうしておけばいい」「こうするべき」という考え方にも共感出来ないはずです。どうしてもっと良くしようとしないんだと考えては、多数派に打ち砕かれるでしょう。

本当に働きたくない、ニートになってダラダラしていたいという意味では決してないのです。

もしもドイツのように一日の労働時間が約6時間、給料は月給約30万、年間休日は150日近くあるとしたら、なんでもいいからやりますって言いたくなります(笑)

でも今の日本はまだまだ残業前提。しかも企業によってはみなし残業など、拘束時間は一日12時間をゆうに超えての月給20万という生産性です。

これじゃ何も出来なってしまうのではないかと思ってしまいます。

愚痴になってしまいますが、ブラック企業とホワイト企業という言葉がありますよね。

これってとても日本的だなと思っていて、ホワイト企業という言葉って、結構罠あるように感じませんか?

ブラック企業が一日16時間拘束されるよ!でもホワイト企業は8時間だよ!やったね!

でも世界基準で見れば、そのホワイト企業ですら奴隷制などと揶揄されたりしています。

うん、吐き気がする(笑)

こんな生活やだ!もっと自分を深める時間をください!

それがINFの民の思うところではないでしょうか。

だから働きたくないんです。MP20でメラを撃たせる社会に属せないから。

でも他に何が出来るのでしょうか。理想主義であるINFの民は、理想のために何かをしようとも、それが実社会で活かせるスキルになっていることは稀でしょう。

例えば私も、小説を書くのが好きで色々新人賞に送ったりしていましたが、結局選考に通っても、未だに出版はさせてもらえていません。これがスキルかと言われればNoですね。執筆については好きで初めて、勉強も独学でしたので実績に繋がるステータスがほとんど無いのです。でも「作家になる」理想は常に高くもっています。(今もです)

でもこうなると、出来ることがありません。メラもMP20使うし、そもそも上の動画みたいな会社ですら嫌だし、何かを変えたくても動けない。

性格上、好きなことには何時間でも時間を避けるのですが、それを許す社会じゃなかったり、それを題材にした企業に属することが難しかったり、繊細な性格が自分に出来るのかと不安にさせ、やっぱり動けなくなるのです。

一体何故?

それは知性と優しさを持つ、愛多き人種だからです。