また面接で落ちたのは嘘をつくのが下手なせい

本記事は小説家になろうに投稿されているエッセイ『INFJ/Pという作家向き社会不適合者はどこにいるの?』と同じ内容になっています。

投稿部は9部目になります。

先日、ちょっといい感じの面接に行ってきました。

良いと言っても手取りは20に届きませんし、まぁそこそこ単純作業で、マニュアルに沿ってせこせこ目と手を動かすだけの作業というヤツでした。ただボーナスあり、みなし残業無し、有給休暇が即日付与というのが他にない条件で……いやいや、その程度で”良い”って、本当にどれだけ奴隷社会なんだって感じなのですが。

で、ですね。

面接はやっぱりいい感じでした。かなり受かりそうな感じでした。社長さんが出てきてくれて、ヤクザみたいな見た目の人なんですけど『賢いのわかるよ』とか、『じゃあ働くとしたらいつから大丈夫?』とか、それなりに前向きな対応してくれたんですよね。

じゃあ三、四日以内に連絡しますから、ということで、予定1時間の面接を1時間半かけて終わらせて帰宅。

しかし待てども待てども連絡は来ず。今日でいよいよ一週間。先程面接落ちのお祈りメールが届きました。

でね、何が駄目だったのかなと考えてみたんですけれども。

面接がうまく行ってるかなと思っていたタイミング、最初の1時間ですね。ここはもうずっと嘘ついてたんですよ。……とはっきり言えるほど嘘らしくはないのですが、まぁ普通の人を演じていました。『こういう事あるけど大丈夫?』→全然だいじょうぶでヤンス!みたいな。全然だいじょばないんですけども。

で、社長さんが見た目怖い割に、すごい話が分かる人だなという印象で、調子に乗った自分は最後の30分に潜在能力解放を行います。実はこういう人間で……と、このエッセイにも書いてるような事を1割位話しました。

するとなんだか風当たりが変わったな?みたいな。おや、なんだかオデキでも出来たかなみたいな感じです。

で、結局やっちまったっと思ったのが『みんなそうじゃないの?』の一言でした。この言葉、INFの民に一番効きます。そう思われたら最後です。致命傷、相手からの印象ガタ落ち『何甘えてんだこいつ』の同義語です。

最後に自分に弱いところがあるというのを、隠さなかったんですよね。嘘をつかなかったんです。

そこでの相手社長さんの対応がそれでした。確かに自分の甘えでもありますが、やはりこうなるかと。単純に言わなきゃいい話をしてしまったなという……でも言っちゃうんですよね、素直なので(えっへん)

嘘というのは、基本的に自分に利益があるからつくものですよね。

この世の嘘の5~6割位は自分をよく見せるためではないでしょうか。

でも自分が最後まで嘘を突き通さなかったことを分析したときに思ったのは『嘘をついて自分をよく見せるよりも、本当のことを言ってありのままの(弱い)自分を受け入れてもらうほうが良い』からですよね。

この言葉は捉え方に依って良くも悪くも感じると思います。多分今の社会の中では最終結論『甘え』にたどり着くんじゃないかな。

『方便でなら嘘はつくべきである』ということです。相手に私という人間のリスクを感じさせてしまったわけですね。そこを隠していくべきでした。

でもね、嘘をつけない人種っているんですよね。嘘をつくのってすごく疲れるんです。

そこでINFの民に問いたいのですが。

あなたは嘘をつきますか?YES or NO

ここでどんな人にもNOはいません。NOこそ嘘です。聖人だろうが聖人であるという嘘をついてやってるんです。

でも、じゃあ人生の中でついた嘘で印象に残っているのはなんですか?

自分を守るための嘘
相手に心配させないための嘘

どっちも思い浮かぶんじゃないかな。

じゃあ今の二つの嘘、どっちの嘘をつくのが楽ですか?となれば。

INFの民はまず間違いなく後者を選ぶでしょう。
後者の嘘なら、程度によってですが息を吐くように嘘がつけます。自分を冷酷だと思えるほどにあっさりと相手を騙しえます。そして信頼されているはずなので、相手も自分を信じてくれるはずです。その前提を持って、詐欺師もびっくりなくらいに嘘をつくはずです。

でも前者は疲れるんです。どんな小さな事であってもプレッシャーになって、嘘をつくくらいならその状況に近寄らない事を選ぶからINFの民なんです。ちなみに、だからといって完璧な善人ではないのもポイントです。人間的なのでそれすら嘘っぽく聞こえるというジレンマ。

という実証になったかな、という面接とそのレポートでした。

ぬあああああああああああああああああああクソオおおおおおおおおおおーーー!!1500円かけて行ったんゾオおおおおおおおおお!!!こちとら(一応)高IQじゃコラ唖々唖々唖々唖々唖々唖々ああ!!!!

というわけで(てーれれんてれれてーれれれれれれれ……)

職探し続行で to be continued (でーででんでっでんでっででーん)