職業体験レポート:一秒決定型派遣、入力業務

以下の話は特定を防ぐため、読者の方には察しをお願いします。(例えば嘘が嘘だったり本当が本当だったりしています)

先日、ようやく面接が成功し、企業とのマッチングの為に派遣という業務形態で仕事をいただけるかもしれないという事が決定し、派遣ならまぁ時間の自由も効くだろうし、ちょっと頑張ってみようと思い、通勤電車になんとか乗り込んだのが私、おおふじです。

辞めます(挨拶)

ええと、どこから説明しましょうか。

まず最初に、正社員採用のための面接を受けました。そこで

「君は正社員に向いてないね」とはっきり言われました。

おっと残念、それは褒め言葉なのだぜ。「仕事で脳力使いたくない人間だよね?」「はっきり言っておおふじさんみたいなのを正社員として欲しがるまともな企業があると思う?」

やるな。だが褒め言葉なのだぜ(鼻すすり)

それから続いて「多分おおふじさんにあってるのは派遣の形だね。ある程度時間の自由も効くし、働きやすいと思うよ」と。ツンからのデレ。流されてしまいました。

じゃあそれで雇ってくれるんですか、と私。お金は欲しいですし、今なら簡単な入力業務からの仕事を紹介できるよ、と、タイピングには自信があったのでならばやりましょうと挑戦することにしました。

で、今日。派遣先とマッチングするか見るよと神室町に呼ばれました。(事実を伏せるために都市名は架空のものです)

それからろくに話をせず派遣先へ。

1秒で業務参加が決定しました。

挨拶だけです。「それじゃあ早速パソコン預けるんで」で、業務開始です。

オリエンテーションやらその他諸々はありません、本当に即スタート。普通の企業なら面接をするような待合室で座って待っていましたが、企業の人はそこに座ることもなく「じゃあ行きましょう」でスタートしました。

で、そこでは電話の営業が行われていて、成約を取る度に

「ヒューッ!ナイスー!!(拍手)」

ってしてて。

HSPの皆さんにポイントです。入力業務でも場所によっては賑やかです。(もちろんこの話は架空の話であるとしておいてください)

でも業務自体は簡単でした。かなりビクビクしながら行ったのですが、やることはひたすら入力と確認のみ。

ただし電話での確認などが必要になるため、そこは少しプレッシャーで、電話チュートリアルでかけた相手(企業)が電話の向こうから高圧的だったことで少しダメージを受けつつもなんとかこなし。

でも基本的には相棒となる人と作業を分担し、あとは一人で淡々とやる感じなので、そこの雰囲気が良ければHSP、INFでも”出来はします”。

しかし嫌な部分もありました。

業務はそんなに大変ではなかったのですが、

単調作業くらい簡単だと思っていたけど、十数分に一度時計見るくらい退屈

退屈って体に悪いんだなと痛感します。今日はまだ話しながら出来る優しい派遣の先輩がいたので良かったですが、一人でやり続けるのは苦痛だと想像出来ます。

上司になる人が優しい人でないと質問し辛いのも大変だろうし(それはどこでもそうだけど)

険悪ムードも嫌い

誰が電話に取らなかった、誰が成約取れなかった、早くやれ云々、忙しさで口調が厳しくなる人もいます。

派遣にはそうそう直接来ませんが、社内の悪い声は綺麗に耳に入ってきます。音楽聞いて出来るならそうしたいですが、どうなんだろう。

競争社会に生きている人たちの間に入るのは厳しいと痛感しました。

思った以上に腰に来る

自分の自宅でする文章書きが如何にリラックスしてやっているのか身に沁みました。

というのもですね、緊張で体が強張っているのか、普通に座っているだけでも腰への負担が強いです。

何かの選手が本番で弱くなってしまう原理と同じだと思います。

定期的に自発的に歩き回ることで多少なり解消していましたが(部署として歩き回る必要がある場所で幸いでした)”単純に椅子に座って作業する事”が思ってた以上に負担がかかります。

精神的な問題が体に作用しているのだろうと思いました。HSP気質の方はチェックしておいたほうがいいです。しかも私の行った場所では定期的に奇声と拍手があがるので、それやられる度に反応していました。

クリエイティブ要素一切なし、誰でも出来る仕事

入力という業務には、単純に面白みもやりがいも無いです。当たり前ですが。

IT出向系なども同様だと思いますが、派遣は評価もなく、使い倒されて終わりになります。私としては切羽詰まって「お金もらえるなら」と挑戦してみましたが……うーん。

よっぽど割り切ることで一応適応は出来ると思います。でもここにINFの民の持つ強みって一切生かされないんですよね。パソコンと向き合ってきた人が多いと思うので、活かされるのはその部分の経験値のみです。

全体主義の人間であれば、項目の修正すべき点を見逃してしまうこともあるかもしれません。

電車通勤が最悪

一番最悪なのはここでした。仕事はまだマシですが、通勤電車の地獄を見ました。

私の中で満員電車って、肩と肩が触れるくらいぎゅうぎゅう詰めになることだと思っていたのですが、新宿から池袋区間、押しつぶされるほどに圧迫されるとは思わず。

言ってしまえば人間の乗る乗り物ではないですね……これ毎日かと思うと気が滅入ります。日々乗ってらっしゃる方は本当にすごいです。まさかこの部分が一番の敵になるとは思いませんでした。

結論:東京に仕事に行きたくない

仕事に行きたくない(断言)

いやいや、やはり思ったわけです。多少まとまったお金を貰えるからって、わざわざ東京で仕事を探して、辛い満員電車に押しつぶされる生活を送るのがINFの民の取るベターな道なのか。

これ多分違いますね。1日目にして思いました。多分地元の自転車5分10分みたいなところで、こぢんまりとでもバイトをしていたほうが遥かに精神的に楽ですし充実するのではないかと思います。

今から気が重いです。通勤含め拘束時間は11時間。前準備、家に帰って休憩ってのを含めれば13時間。9時間が自分の生活になります。

この生活でINFの民の良さが活かせるわけがないですね。一つ賢くなりました。そしてブログの更新など頑張ろうと思いました……。