母が血を吐いて救急搬送、初めて救急車に乗った話
- 2020.03.21
- 母の話
今回もまたINFの民とは全く関係ない、母の話になります。
INFに適した職業について書いてほしい、というリクエストがあったのでそちらも書きたいのですが、この理由でバタバタしていたため書けずにおりました。
そちらはもう少ししたら書けると思いますので、少々お待ち下さい。
それで母の事なのですが。抗がん剤治療が始まり2週間ほど経ちました。
抗がん剤副作用による疲労を脱し、なんとか日常生活に戻りかけていたある日の朝。
母親が突然、朝に叫びました。バケツ一杯の血を吐いたのです。
私はその時眠っていたのですが、叫び声で目を覚ましました。そして緊急で救急車を呼びます。
がんの患者が血を吐いたらかなりまずい状態であるとは聞いていたのですが、私は起きて30分以内、あれよあれよという間に救急車で連れられる母に付き添って、人生で初めて救急車に乗りました。
救急隊員の方は母に声をかけながら救急車の中で緊急処置と点滴を打っていきます。私ももう本当に母が危ない状態なのではないかという感覚がいよいよ襲ってきて吐きそうになるのをなんとかこらえていました。
ここで一つ、頭でよく考えるタイプの方へ。多分ここにアクセスしてくれるほどネットで探求している方の多くはそうでしょう。
私達のような人間は、ある一定のレベルまでは物事を冷静に考えることができたり、深い分析をすることが出来ると思います。
ですが過度に恐ろしい出来事に直面した時、頭脳タイプの人間は動きを止めます。目の前で起こることに処理するので精一杯になって、後々振り返った時に自分がものすごく鈍い動きだった事を思い出すことでしょう。
もしかしたらこうならないように、普段から考えを張り巡らせてるのかもしれません。ただ、想定外の出来事に直面した時、本当に動けなくなるということは覚えておいたほうが良いと思います。
ゆっくりゆっくり、なんとかひとつずつ考えて、少しでも動ければ上等かと思います。
それで母の話に戻ります。
どうやら聞くところによると、その吐血はがんが影響したものではなく、抗がん剤の副作用が影響していたものでした。
というのも、抗がん剤というのは副作用により髪が抜けてしまうのは周知の事実だと思います。これってがん細胞と同じような速さで分裂する細胞の動きを全て止めるからなんですね。
そうやって活動を止めてしまうことでがん細胞も活動を停止させ、止めてるうちに増殖したものを殺し、それでも残ったがん細胞だけを最後に取り除く、というのが今のがん治療だそうで。
だから粘液も当然弱くなるらしく、母は過去に患った胃潰瘍の傷が開いてしまったために吐血に繋がったとか。
基本的に臓器には影響が少ない抗がん剤ですが、どうやらこんなパターンもあるんだそうで。
それから母はそのまま緊急入院。3日連続で内視鏡をして、数日入院して帰ってきました。
もう髪の毛はありません。その間は私が家事をほとんど担当して、かつて適職診断で叩き出した「家庭人」を実践する運びとなりました。
今は胃潰瘍の傷も医療用クリップで留まっているらしく、母はそれなりに元気に過ごしてくれています。
抗がん剤の治療によって、いろいろな事が起こります。でもすっかり治ることを信じて、今は家庭人を頑張ろうと思います。
PS4のFF7リメイクがやりたいのですが、買うお金はとうとう稼げなさそうです。
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