抗がん剤治療は思っているほど怖くないのかもしれない
- 2020.05.19
- 母の話
今回もINFではなく、末期がん手前と宣告された母の話になります。
現在ももちろん闘病中ですが、ようやく闘病に慣れてきたのか、母にも余裕が出てきました。
それで、これからがん治療を行う方の気持ちが少しでも晴れればいいなと思い書き記しておきます。
とは言え、まず最初に言っておくのは私が医療従事者でもなく、専門知識が無い、ただ身内に思い乳がんを患った家族を持っているだけの人間であることと、がん治療は人それぞれらしいということは留意しておいてください。
それで、私の母、以前にも記事にしているのですが、抗癌剤治療が始まってしばらくして吐血しています。
母はそこで死ぬと思ったそうですし、私もいよいよ覚悟をするのかと思いました。
しかし、実際には癌による吐血ではなく、もらっていた薬の相性とストレスによって起こったことで、特に母の場合はもともと胃に潰瘍があったためとのこと。
なので緊急入院、胃の傷の手当を経て、今では普通に暮らしています。
そう、普通に暮らしているんです。髪はもう抜けきっているので常に帽子は着用していますが、前より元気と言っても差し支えないくらいです。
もちろん、抗がん剤を打ってすぐのタイミングはかなり疲れています。体を弱らせることでがん細胞をそのまま消すというような感じなので、そこにはどうしようもない疲労がつきまとっています。
で、そのつらい時期なんですが、当初の母は吐き続けていました。
毎夜たくさん吐いて、そのせいで胃の潰瘍が重症化して吐血に至るほどだったのですが。
結果それを医師に相談し、薬を変えたんですね。
そうするとあら不思議、ぴたりと吐くのが収まって、夜は睡眠剤でぐっすり眠るというサイクルが出来ました。もちろん日中は辛く、体も全体がジリジリ痛いそうで、真の「楽」では決してないのですが、夜吐き続けるようなことは薬で抑えられています。
それを数日続けて、薬が抜ければ普通の人です。次の抗がん剤まではいつもどおりの日常が過ごせています。
貰う薬が合わなかった最初の1ヶ月ほどは随分苦しそうでした。これが続くのなら死んだほうがマシかも、というようなことも言ってました。
でも処方箋によってかなり改善されるのが、ここしばらくの様子を見てきた家族として実感してきたところです。
もしもこれからがん治療を受ける方は、辛くても薬のレポートを心がけて、適した処方箋を貰えるようにお医者さんに伝えてみてください。
母親は治療を受ける前、随分怯えていました。
案の定、治療開始時はすごく大変な毎日を送っており、お医者さんも母の体質を把握しておらず、処方箋が一般的なものに限られていたんですね。
ですが状況を的確に伝えられれば、その生活はかなり改善できます。私の母は吐血するまで「医者に伝える」という重要性がわかりませんでしたが、ここを読んでいただいた方は是非覚えておいてください。
今日は母の投薬日です。そろそろ予定していた回数の、最初の終わりが来て、確認の検査も控えています。しっかり良くなっているといいのですが。
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