ホルモン治療が始まった母、「早く死にたい」

抗癌剤治療が終わればもう治ったも同然だと思っていましたが、そう簡単には行かないようです。

がん発覚から約半年以上、通院しながら抗がん剤を投与し、髪を無くして体調を悪くしながらも身体からがんをほとんど無くすことが出来ました。

最終的には入院して摘出手術を行い、その後はスムーズにホルモン治療が始まったので、程度としてはまだ軽かったようです。(放射線治療にはなりませんでした)

なのですが、ホルモン治療が初まって現在1ヶ月弱。夜な夜な起きては辛そうにしています。

薬の副作用で、抗がん剤ほど強くないにしろ身体から痛みが抜けないのだそうです。

特に夜中の足は苦痛だそうで、現在深夜2時半、先程起きて眠れないと軽食を取っていたので少し話したのですが、死にたいほど辛いと言っていました。

なんだかんだで一番辛いはずの抗がん剤を乗り越えた母ですが、ホルモン治療はとにかく期間が長く、身体が慣れるまで1年や2年は当たり前にかかり、終了するまでに3年も5年も、症状によっては10年飲む人もいるといいます。

出口があまりにも遠すぎる。母は疲れ切っているようです。

丁度いい足のマッサージ機などもプレゼントしましたが、ほとんど焼け石に水のようで、あまり役には立っていないように思います。

今の希望は、次の通院時に先生に症状を説明して対応した薬をもらうこと。

痛み止めになる薬は非常に種類が多いこと、治療用の薬でも副作用が違うものがあること、というわけで、次の処方箋ではもっと身体が楽になるものを選んでもらうというのが今の母の拠り所です。

治療中でもせめて気持ちが前向きになれればいいのですが。

とりあえず、そんな状況でした。気持ちから元気になるにはまだまだかかりそうです。