おばけや幽霊とINFの民は似ているのかもしれない

とある話を知りまして、久しぶりにこういった内容での記事になりました。自分の境遇と併せてはいますが、やっとブログの意味が戻ったというものです。

さてさて、おばけやら幽霊の話ということなのですが。化けて出られたら驚くだろうけど、それでもやっぱり出てきて欲しい、というような話は置いといて。

早速ですが、Amazonのアフィリエイトですいません。すぐ下で紹介している本で、その試し読みで読める部分をこの記事で取りあげています。

なんでも、明治大学の教授が大学でアンケートを取ると、幽霊なんかの超常現象を信じるか信じないかの問に対してどちらも4割ずつ。信じるも信じないも同じくらいの数がいたのだそう。「自分がどう思うか」という話ではそれぞれが意見を持っているということですね。

なのですが、これが「他の人は信じていると思うか」という問になると否定的が7割、肯定的だと思う人は1割にまで落ち込む、とありました。みんな「普通は信じないでしょう」と考えているということですね。

この状態についてまとめられているのは「個人的な超常体験を否定されると自分が否定されたように感じて傷つくから」ということで、まさにそうですよね。

おばけ信じる派の人も、実際に見たって人だって、それを言って傷つけられてしまったらそれ以降はわざわざその話をすることもないでしょう。

かつてのオタク文化にも近いものを感じます。今でこそ普通にオタクって言える空気がありますけど、僕と同じから上の世代の人など、昔は隠してたって人も多いはずです。

で、INFの民の話になるのですけど、これと似ていると思ったのです。理解されない話ってやつですね。誰かに話しても「いやいや~」なんて言われたらもうアウト。

大半の人ができることができないor辛いINFの民=大半の人が見れないおばけを見たり信じているという人、という構図の話です。

人間育てば行く先は社会なわけで、おばけよりもはっきり答えを突きつけられる状態に入り込んでいくわけですよね。

で、そうするとアンケートの通りで、肯定派が「他の人から見て」となった途端に4割から1割に減って否定派に回ったというのも併せて面白いのです。

我々INFの民、社会に適応が難しい部分には「本当は気持ちが近い人は多いのに対立に回っている」のかもって思ったのですよ。対立と言っても攻撃をしてくる人から「もっと頑張れ」と応援してくれる(つもりの)人まで段階は様々ですが。

という話で、この本の序文から「僕らおばけじゃん」とか思って読んでいたので、それを書いてみたって記事でした。

特に自分の言葉でのまとめはないのですが、この本では面白い視点で切り出してくれていて、超常現象そのものを「あるか無いか」で決めようとすると、どっちかが間違っていることになるのでより対立を深めてしまうとしています。

ので、この本の著者は「超常現象は役に立つか」で視点を最初に開いているのですね。これもまた我々INFの民にとっては必要な言葉なんじゃないかなと思ったのです。

その中の意見の例として「ほんの少ししか役に立たない」「人にとってはやや価値がある」「こんな場合に思いのほか意義がある」というような事を考えることで白黒よりグレーな意見が出せる、という風にしていたんですね。

で、人の相互理解の議論の中では「どちらかが正しいので間違っているものを排除する」よりも「相手の立場を理解する」のが手っ取り早いわけです。

社会では不必要とされても、それ以外のどこかで役に立つかもしれない。

ほら、おばけもほとんどの人に見えないし、多くの人は(少なくても人前では)信じないって人が多いわけですが、そうかもしれないと思えるような合図があるだけで救われる人もいるわけです。

僕にとってはそれが夢での言葉でも、自転車のチェーンのサビ音が何故かスムーズになることでも、乱れたことがなかったテレビが乱れたことでも、そういう「誰も関知しないこと」ですごく救われたような気持ちになります。

うーん、いつものごとく思いつきだけで書いてしまったまとまりの無い文章なのですが、この切り口は多くのINFの民の方に失礼だったような気もしてきました…笑

最近、稼ぎがほぼ0になりまして(この広告つけまくりブログでもほぼサーバー費とトントンです)、母親もいなくなり、どこかに就活するのかなと思っただけで吐き気と気だるさと膀胱の過剰な働きの頻尿現象に悩まされ、やっぱり無能だなという気持ちに磨きもかかり、少しネガティブに捉えすぎている部分があるかもしれません。

もし「そんなに何もできなくねー!」と不快に思った方がいたらすみません。言ってしまえば上の話は自分用なのでしょう。

たまに誰かを安心させるおばけ…そんな感じで生きていけたらなぁ。

そして僕はやっぱり幽霊には居て欲しいと思いますからね。ここ数ヶ月は特に強く思っています。

見えないはずの幽霊やおばけに対してそう思う人がいるってことはINFの民も絶対どっかで必要とされるわけですよ、というのが締めかな。