質問への回答集【夢喰】さんの場合

新たに回答をいただきました。INFPの就活生、夢喰さん。人間に向いておらず、魂が人間という器に収まらない大物…ということですね。

そうなのです、我々という存在を世界は持て余している…僕も(部分的におそらく)天才なので近しいものはあるかも…。

ということで回答を。

Q.最初に生きづらい気がしたのっていつでしたか?

小学生のときですかね?社交力、運動能力、歌唱力等、学校を上手く生き抜く能力すべてが皆無だったので、日頃の学校生活や合唱コンクール、運動会で常々劣等感を抱いていました。偏食で給食時間も苦痛でしたね。

Q.どういうときに生きづらさを感じますか?

普通の人ができることができない、と感じるときです。誰にでもできる仕事や部活、友達と遊んだり、文化祭みたいにグループで何か目標達成してみたり。空想ではない現実の友情や恋愛、仕事に熱中し、リアルの人生を謳歌することがどうしてもできません。

家であらゆるコンテンツを吸収し、ぼーっと空想にふけるのが1番楽しいので、「これって普通じゃない、ニートまっしぐらだ!」と現実世界における自分の社会不適合力の高さに拍手したくなります。ニート適性ならピカイチ!

Q.自分がINFの気質だと知ったのっていつでしたか?

二年前くらいです、多分。もともと性格診断とか占いが好きだったのもありますが、リゼロの長月達平先生がツイッターでエニアグラムをおすすめしてるのを見て、改めて性格診断にはまり、ずぶずぶと自己探求へ……という感じです笑。

Q.ストレスを感じて疲れたときはどうやって癒やしていますか?

エンタメコンテンツを楽しむに限ります。お笑い、アイドル、アニメ、ゲーム、漫画、小説…空想の世界を生み出してくれるみなさんには頭が上がりません。もっとクリエイターさんが評価される世界になってほしい!

Q.対人関係のなかで「言わないくらい地味だけどこれがある相手は面倒」ってことありますか?

ええ…難しいですね。頭ごなしに否定する人とか、自分ばっかり喋ろうとする人、高圧的に怒鳴る人……総じて「プライドが高く自己承認欲求が高い人」は面倒ですね。私も人のこと言えないんですけど!同族嫌悪かも。

Q.これまでやってよかったことってありますか?

たくさんのエンタメコンテンツに触れてきたことです。どの界隈のオタクともある程度なら議論できる自信があります。

Q.生きにくさを感じることについてどう折り合いをつけていますか?

折り合いをつけられないからこそのINFです!ぐだぐだ悩み続けるのは我々だけの特権ですよ!
きっと、折り合いがつくのは、「私」が「私」じゃなくなるときです。

Q.音楽や色などでINFの民をイメージするものはありますか?

色!?イメージできる色は無いです。強いて言うなら、「この世に存在しない色」です。見えないもの、あり得ないものを大切にするのが私たちなので。音楽でいうと、NewJeansの「Ditto」幻想的で儚い感じがぴったりです。

Q.好きな作品ジャンル(世界観)はなんですか?好きになる作品の傾向や特徴は?

SFモノよりは童話コンセプトや現代モノ。お互いがお互いのヒーロー/ヒロインになり、救われていく、という作品が好きです。
英雄譚も好きですけど、主人公が聖母や勇者としての役割を押し付けられすぎると、理不尽に感じます。あなたを救いたいし、あなたに救われたい。そういう相互の関係性が描かれていると、理想的です。
なので、今まで見てきた登場人物たちは皆、現実世界に対して何かしらのフラストレーションを感じがちです。

Q.INFの民としての強みを漢字一文字で表すと?

夢。
理想郷を追い求めすぎて現実世界を生きていない人が多いと思うからです。それがいい方向に悪い方向に出るかは、完全に環境次第ですが、INFは現実を生きてないし、他者に押し付けがましく迫る体力も無神経さもないので、環境を変える革命家にはなれず、強みは生かせない。じゃあ、強制的じゃなく婉曲的に変革をもたらそう!となって、みんな創作の世界に身を投じるんじゃないでしょうか。(話が脱線してますね…)

Q.INFの民がいい関係を築ける友達と出会うためにはどうしたら良いでしょうか?

はっきり言って現実世界での馴れ合いには向いてないので、無理する必要はないんじゃ…?
それでも友達がほしいなら、INFは空想にふける人間なので、同じ世界(エンタメコンテンツ)を愛する人のコミュニティに飛び込めば良いかと。
やっぱり怖くて飛び込めないと言うなら、今はまだその時じゃないだけです。

Q.あなたはどう生きてる?どう生きるべきと思う?

突出した才能がない限り、狭い生活圏で死なない程度に稼ぎ、気の向くままに空想を生きるべきだと思います。VRがもっと発達し、無駄な仕事がAIのおかげでなくなったため創作・想像に打ち込み放題で、外に出なくても生きていける時代が来るのを待つばかり。コロナのステイホーム期間の生活が私の理想郷でした!

ということで夢喰さんの回答でした。

感情豊かな文章で、もしかして何か書かれていたりするのでしょうか。そっち方面に明るそうな印象だったので、何か創作したものをどこかで公開しているのかも…と思ったり。

過去にたしか一人だけしかいなかったブログの改行形式にちょうどいいタイプの文章の書き方をしてくださっているので、やはり文章系の何かをしているのでは…と思いますが…。

ここからはいつもの蛇足になります。

先程も書いた通り、表現が素敵ですね。折り合いがつくのは「私」が「私」じゃなくなる時とは、ほほぅと唸りました。ついたと思っても結局戻ったり…何かどこかで勘違いしているだけで、根本的にはINFの民である限り生きにくさって部分の解決はしないのかも。

就活生ということで大変な時期だと思いますが、何か自分が好きな事に部分的にでも関わっていたり、そこで得たノウハウが活かせるような仕事など…何より人の相性ですが、働きやすい場所が見つかることを祈っております。

関係性作りの件でも、怖くて飛び込めないならまだその時じゃない、というのも良いですね。

興味があっても飛び込めないということはよくあると思います。準備をもっとしておきたいとか、気持ちを上向きにしてからとか、心が底から求めきれてないとか、そういった状況を見極めて自分の内面により向き合えたときに自然と足が踏み出せるかも。それこそINFの民っぽい話です。

ということで、夢喰さんありがとうございました。読みはユメクイかなと思いますが。イメージでムショクと読めるのもいいですね。設問のイメージする色について「この世に存在しない色」が存在しないゼロの意味として、無いものから繋がって無色になるという、ちょっと自分の中の中学二年生的な部分なのか、どこかが疼いてフフフとなりました。

と、こんな感じで当ブログではいつでも質問への回答をお待ちしております。

質問はこのカテゴリの一番最初にある中から好きなだけ答えていただいてコメント・メッセージなどを送っていただけると、管理人の時間がある時に記事になります。

意外と頭の整理になるとか、他の人が読んだ時に「この人自分に似てる!」と共感を得たりしてほっこりするという評判もにわかにあります。

それでは夢喰さん、重ねてありがとうございました。