質問への回答集「こも」さんの場合

今回も回答をいただきました。

こちらは30代半ばという女性のこもさん。INFJ-Tとのことです。

それではここから回答です。

Q.最初に生きづらい気がしたのっていつでしたか?

はっきり困難を感じたのは、高校1年生ぐらいだと思います。

Q.どういう時に生きづらさを感じますか?

理想主義や完璧主義が出てくる時。物事を気軽に考えられない時。ストレスに弱すぎると感じる時。自分と身内への理想が高すぎる時。スモールトークが苦痛な時 笑

Q.自分がINFの気質だと知ったのっていつでしたか?

数年前に診断で出ましたが、真剣に内容を見て、生活や仕事の工夫に取り入れるようになったのは、ここ1年ほどです。自他の理解が進んだので、やってよかったと思います。

Q.ストレスを感じて疲れた時はどうやって癒やしていますか?

本当に限界の時は、人付き合いを絶って、できる限り引きこもります。最低限の家事・仕事以外は何もしません。本一冊読むと、スッキリする時もあります(最近SNSばかり見てしまうので、また本に切り替えたいです…)。紙に気持ちを書き出して、客観的に処理・対処するのも効きます。起きている物事・受けたインプット・人間関係や環境を整理して、自分の取るべき行動や姿勢を考えられると、ストレスが和らぎます。

Q.対人関係の中で「言わないくらい地味だけどこれがある相手は面倒」ってことありますか?

本当に地味なことですが、「完璧主義で、ミスをすると謝りながら言い訳をたくさんしてくる」です。気持ちは痛いほどわかるのですが、忙しい時はフォローが面倒だと感じてしまうし、それに対して罪悪感まで出てきたりして、ストレスが溜まります(申し訳ない)。

言わないと済まないぐらい面倒な相手(自分と同意見・同価値観でないと攻撃してくる、倫理観がないetc.)は、限界まで我慢してドアスラムしがちです。

Q.これまででやってよかったことってありますか?

自分のために時間を使って、やりたいことを頑張ること。罪悪感で何かをすることをやめたこと。無理だと思ったら断ること。定期的にカウンセリングを受けること(合うカウンセラーさんが見つかり、大変助けになっています)。INFJやHSPの特性を勉強すること。

Q.生きにくさを感じることに対してどう折り合いをつけていますか?

中年まで生きても、いまだに折り合いはつかないです…。生きにくい分、何か得ているものがあると信じることにしています。あとは、いろいろな性格タイプや特性の個体があることで、種の保存や文化の発展に役立っていると考えると、ちょっと楽になります。

Q.音楽や色などでINFの民をイメージするものはありますか?

音楽はわからないですが、INFJの色は白や群青だと思います。INFPの色はわかりません。

Q.好きな作品ジャンル(世界観)はなんですか?好きになる作品の傾向や特徴は?

家庭小説とサイコサスペンスが好きです。人間関係や心理描写に優れているものが好きなんだと思います。

Q.INFの民としての強みを漢字一文字で表すと?

INF Jなら「義」かな?ルールを大切にする人が多いように思うので…。

INF全般なら、「想」だと思います。

Q.INFの民が、良い関係を築ける友達と出会うためにはどうしたら良いでしょうか?

趣味や興味を通じて仲間を見つけることです。芸術でもいいし、スポーツでもいいし、仕事でもいいし。そして完璧な人間関係を求めないこと。趣味や興味の対象の中でいい刺激を与え合えれば、それでいいのだと思います。

Q.あなたはどう生きてる?どう生きるべきだと思う?

「どう生きるべきか」「真の自己」を求めすぎた結果、高校卒業時にやりたい仕事を決め、10年余りの勉強と下積みを経て、今はその仕事をしています。仕事は大好きだし今となっては天職だと思っていますが、この生き方が良かったのかどうか、正直わかりません。

もし高校生や大学生の自分にアドバイスができたら、「自分が心から幸せを感じること」「他人よりも得意で、周りに貢献できそうなこと」を軸にキャリアに選ぶといいと言ってあげます。私はなぜか「これをすべきだ」と思い込んで苦手な環境に突っ走ってしまったので、10年ほど、非常に辛い日々を送りました。鬱もパニックも適応障害もやりました。

INFJの「周りに貢献したい」「人生で意味のあることをしたい」という理想は、素晴らしいと思います。でも、まず自分のケアをして、その余剰分で周りに貢献する方が、長期的に見てプラスになると学びました。

そんな偉そうなこと言いつつ、30代半ばの今も「これでいいのか?」と手探りで生きていて、失敗から学ぶことだらけです。でも、人生そんなものかもしれないとも考えています。

ということで、こもさんの回答でした。

30代半ばというステータス以上に、苦労から来たのか、金言のような優しいアドバイスにこちらの方がありがとうございますという気持ちでうなずきながら読んでました。

いつもなら蛇足で「うーんこうかなこうかな」と思うところを、なんだか全て書いてくださったというくらいですね。

そうなのですよね、すごく疲れた後にやっと「割と自分を中心に回しても大丈夫なのかも…」というのを感覚的に覚えて、少しだけ楽になっていく、というのがあると思います。僕もそんな感じです。

で、そこでの余剰分を周りに還元すると割りと幸せになれる…というのは本当にその通りだと思っています。

ということで蛇足はかなり短くなりました。以前にあげた幸せ論の記事ともかぶる部分もありますね。

特に就活中の方々やこれからの学生さんなど、気持ち的に追いつかない時に思い出したい言葉です。

「生きにくい分、何か得ているものがある」

自分の苦労を分解して、誰かに優しい言葉をかけたり、創作に活かしたり…「何か」になりますとも。

このブログではいつでも質問への回答をお待ちしております。

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それではこもさん、ありがとうございました。